使いこなす第一歩!誰でもできる時短・見やすさ・文章調整テクニック
はじめに
ChatGPTの基本は知っているけど、「もっと便利に使える方法があるのでは?」と感じたことはありませんか?
本記事では、ChatGPTをはじめて使う方や、便利機能をまだ活用しきれていない方に向けて、「今日から使える8つの初級ワザ」を紹介します。
1. 「/」コマンドで操作モードを素早く切り替える
💡こんなときに便利!
「会話のスタイルを変えたい」「コードだけ返してほしい」「箇条書きでまとめてほしい」——
そんな希望をワンクリックで実現できるのが「/(スラッシュ)コマンド」です。
🔧使い方:超カンタン!
入力欄に /
を入力するだけで、以下のような候補がずらりと表示されます:
/メモ
:プロンプトの事前設定を記憶させる/コードを書く
:コードフォーマットで出力/リストを作成
:箇条書き形式でまとめる/書き直す
:前の出力を別の表現に変える/翻訳する
:多言語に即座に変換/プロンプトを作成
:プロンプト設計支援モード
🧠活用のコツ
- 「コードを書きたい」なら
/コードを書く
を選んでからプロンプトを入力すると、構文ハイライト付きで表示され、後でコピペしやすくなります。 - 「見やすくリスト化してほしい」ときは
/リストを作成
を選べば、自動的に項目ごとに分けてくれます。
✅おすすめの使い分けシナリオ
シチュエーション | 選ぶコマンド | 効果 |
---|---|---|
プレゼンの要点を箇条書きにしたい | /リストを作成 | 箇条書きで整理された出力になる |
Pythonコードを書いてもらいたい | /コードを書く | 見やすいコードブロックで出力 |
英語でメールを書いてもらいたい | /翻訳する | 自動で英語へ翻訳(他言語もOK) |
ちょっと違う言い方にしたい | /書き直す | 同じ意味で別表現の提案がもらえる |
✨ひとことTips
この /コマンド
機能は、「いちいち細かい指示を出さなくても、やりたいことを瞬時に実行できる」点が最大の魅力です。
まるでショートカットボタンのように、ワンタッチで最適な出力モードに切り替えられるのです。
2. ショートカットキー一覧で時短操作をチェック
💡こんなときに便利!
「マウスでポチポチするのが面倒」
「履歴をすばやく確認したい」
「再生成やコピーをもっと効率よく行いたい」
そんなあなたにぴったりなのが、ChatGPTのショートカットキー。
使い慣れれば、まるでエディタやIDEのようにサクサク操作できるようになります!
⌨️一覧を見るには?
どの画面でも、キーボードから次の操作を行えばOK:
Windows / Linux:
Ctrl + Shift + /
Mac:⌘ + Shift + /
これで現在使える全ショートカットキーの一覧がポップアップ表示されます。
🔍よく使うおすすめショートカット5選
機能 | Windows / Linux | Mac |
---|---|---|
再生成 | Ctrl + Shift + \ | ⌘ + Shift + \ |
前のチャットに移動 | Ctrl + ↑ | ⌘ + ↑ |
次のチャットに移動 | Ctrl + ↓ | ⌘ + ↓ |
メッセージをコピー | Ctrl + Shift + C | ⌘ + Shift + C |
新しいチャットを作成 | Ctrl + Shift + O | ⌘ + Shift + O |
🧠活用のコツ
- コーディングや要約など、「再生成」が多い作業には
再生成ショートカット
を使うと効率UP。 - チャット履歴を見比べながら進めるときは、
↑↓の移動ショートカット
がとても便利。 - 出力結果をすぐに貼り付けたいときも、
コピー
をショートカットで済ませればリズムよく作業可能。
✨ひとことTips
ショートカットキーは、慣れると「考えたら即行動に移せる感覚」になります。
エンジニアやライターにとっては特に重宝される機能。
まずは1つか2つだけ覚えるところから始めましょう!
3. Markdown整形で見やすい文章に仕上げる
💡こんなときに便利!
「箇条書きで読みやすくまとめたい」
「見出しをつけて、読み手に伝わりやすくしたい」
「表やコードをきれいに整形して出力したい」
そんなときに使えるのが、Markdown記法です。
ChatGPTはMarkdownに完全対応しており、構造化されたきれいな出力が簡単に得られます。
🧾Markdownってなに?
Markdownとは、記号(#
や*
など)を使って、文章に構造や装飾を加える軽量マークアップ言語です。
✍️ChatGPTでの使い方(入力例)
① 見出しをつける
## 見出し2
### 見出し3
② 箇条書き・番号付きリスト
- これは箇条書きの例
- 2つ目の項目
1. 番号付きリスト
2. 次の項目
③ 表(テーブル)
| 項目 | 説明 ||------|------|
| A | Aの内容 |
| B | Bの内容 |
④ コードブロック
<pre> “`python def hello(): print(“Hello, world!”) “` </pre>
📌出力させるときのコツ
プロンプトに以下のように書くだけでOKです:
「この内容をMarkdown形式で出力してください」
「表にまとめてMarkdown形式で表示して」
「コードブロック形式でPythonの例をください」
ChatGPTは指示なしでもMarkdownで返してくれることがありますが、明示的に指定すると確実です。
✅Markdown整形でできること一覧
機能 | 表記例 | 利用シーン |
---|---|---|
見出し | # 見出し | セクション分け・構造整理 |
箇条書き | - 項目 | 要点のリスト化 |
番号付きリスト | 1. 項目 | 手順や段階の説明 |
テーブル(表) | ` | A |
コードブロック | コード | プログラム・設定内容の提示 |
✨ひとことTips
Markdownを使えば、ChatGPTの出力がそのまま資料に使えるレベルに!
特に、議事録・仕様書・ブログ・SNS運用などに関わる人にとっては必須スキルです。
「整えて表示してください」のひとことを添えるだけで、読み手にやさしいアウトプットに早変わりします。
4. 再生成ショートカットでベストな回答を探る
💡こんなときに便利!
「今の回答、ちょっとイマイチだった…」
「もう少し別の切り口も見てみたい」
「あと2〜3案ほしい!」
そんなときは、再生成(Regenerate)機能を使うのが鉄則です。
しかも、ショートカットキーで一瞬で再出力できます。
🔁使い方①:ボタンで再生成する
画面下部にある「🔄再生成」ボタンをクリックするだけで、同じプロンプトに対する別の回答が表示されます。
⌨️使い方②:ショートカットで即実行!
環境 | 再生成ショートカットキー |
---|---|
Windows / Linux | Ctrl + Shift + \ |
Mac | ⌘ + Shift + \ |
🧠活用のコツ
- アイデア出しやネーミングのときは、再生成を数回使ってバリエーションを出すのがおすすめ。
- 同じプロンプトでもトーン・構成・例えなどが変わるため、「選びたい人」に向いています。
- 「なんか違うな…」と感じたら、即ショートカットで再生成して判断!
✅再生成が効果的なシーン例
シーン | なぜ再生成が効く? |
---|---|
ブログタイトルの案出し | 違う言い回し・切り口で何案も見比べられる |
キャッチコピー提案 | 語感・ニュアンスの違うバリエーションが得られる |
小説・文章の続き提案 | 同じテーマでも展開が異なるパターンを試せる |
エラー説明や修正提案 | よりわかりやすい説明や、違う修正方法が出てくることがある |
✨ひとことTips
再生成を使いこなすと、ChatGPTを「1人の回答者」から「何人ものアイデアマン」へ変えることができます。
ショートカットでテンポよく試して、「これだ!」という回答に出会えるまで回すのがプロンプト使いの基本です。
5. 出力する文章の量や行数をきっちり指定する
💡こんなときに便利!
「もっと短くまとめてくれればいいのに…」
「SNS用に100文字以内で書いてほしい」
「箇条書きで3つに絞って説明して」
そんな細かい希望も、ChatGPTなら**「文字数」や「行数」をきっちり指定して出力**してくれます。
プロンプトにちょっと工夫するだけで、理想のボリューム感にコントロールできます。
✍️基本の指示パターン
指示内容 | プロンプト例 |
---|---|
文字数を指定 | 「100文字以内で要約してください」 |
行数を指定 | 「3行以内で説明してください」 |
箇条書きの数を指定 | 「重要なポイントを3つ、箇条書きで出力してください」 |
段落数を制限 | 「2段落でわかりやすくまとめてください」 |
🎯使い方のコツ
- SNS投稿や広告コピーなどは「文字数」を指定すると適切なボリュームで出力されます。
- 発表資料やプレゼンには「箇条書きで3つ」と絞ると、伝えたいことがクリアに。
- 要約を頼むときも「3行で」などと制限すると、読みやすさが格段にアップします。
✅活用例:同じ内容でも変えてみよう
🔁 通常要約(長め)
AIとは、人間の知能を模倣する技術であり、自然言語処理・画像認識・機械学習などを通じて様々な分野に応用されています。
✂️ 50文字以内で要約
AIは人間の知能を模した技術で多分野に応用される。
✅ 箇条書きで3点に絞って
- 人間の知能を模倣
- 機械学習などを活用
- 様々な分野で応用
✨ひとことTips
ChatGPTは基本的に「たっぷり説明」する性格なので、“どのくらいの長さで返してほしいか” をしっかり伝えるのが大事です。
慣れてきたら、「1文でまとめて」「ツイート風に」などの表現スタイルと併せて指定するとさらに自由自在に!
6. 文章トーンを丁寧語・カジュアルに切り替える
💡こんなときに便利!
「ビジネスメールに使えるように、もう少し丁寧にしてほしい」
「もっとフレンドリーで親しみのある口調にして」
「フォーマルすぎるのは避けたいな…」
そんなニーズには、ChatGPTの「トーン変換」指示が最適です。
言葉の丁寧さや雰囲気を指定することで、読み手に合った表現に調整できます。
🗣️基本のプロンプト例
目的 | プロンプト例 |
---|---|
丁寧語に変換 | 「この内容を“です・ます調”に直してください」 |
カジュアルに変換 | 「もっと砕けた言い回しにしてください」「友達に話す口調で」 |
敬語に戻す | 「この内容を上司向けのメール文に書き直してください」 |
柔らかい印象に | 「やさしい語り口調にしてください」「おだやかに言い換えて」 |
✅実例:トーンの変化を比較してみよう
💼 ビジネス調(敬体)
ご提案いただいた内容について、前向きに検討させていただきます。
😄 カジュアル調
もらったアイデア、前向きに考えてみるね!
🙇♀️ 敬語強化(上司宛)
ご提案を拝見し、前向きに検討させていただく所存です。
🧠活用のコツ
- 使う相手や媒体に合わせて、トーンを変えるだけで印象がガラッと変わります。
- 複数パターンを出してもらって比較して選ぶのもおすすめ。
例:
「この文章を“カジュアル”“丁寧”“上司向け”の3種類で出してください」
✨ひとことTips
ChatGPTは「内容」だけでなく「話し方の雰囲気」も調整できる優秀な相棒です。
特にビジネス⇄日常の切り替えが必要な方や、メール・SNS・ブログを使い分けたい方には必須のスキルです。
7. 言い間違いも安心!再解釈して再回答させる
💡こんなときに便利!
「あ、聞き方間違えたかも…」
「自分の意図がうまく伝わってない気がする」
「ちょっとニュアンス違ったな…」
そんなときでも、ChatGPTはあなたの“意図”を汲み取って再提案してくれます。
訂正や補足をするだけで、スムーズに会話を続けられるのが強みです。
🧾プロンプトの修正・再解釈のしかた
🔁典型的なやりとり例
ユーザー:「このデータ、ブログに載せたいんだけど?」
ChatGPT:「ブログに適した形式に変換しましょうか?」
→ このように「◯◯ってどういう意味ですか?」と聞かれる前に、ChatGPTが文脈を読み取ってフォローアップしてくれます。
🔧補足するときの例
状況 | 修正の言い方例 |
---|---|
意図がズレたとき | 「そうじゃなくて、○○の意味で言いました」 |
誤解を避けたいとき | 「別の言い方をすると、こういうことです」 |
言葉足らずだったとき | 「さっきのに加えて、□□も含めて説明してください」 |
✅実際のやり取り例(シナリオ)
あなたの質問(あいまい)
「この図、もっと自然にして」
ChatGPTの返答(確認あり)
「“自然に”とは、色味を柔らかくする、あるいはレイアウトを手書き風にする、どちらをご希望ですか?」
あなたの訂正
「あ、色味を落ち着いた感じにしてほしいって意味です!」
→ ✅ こうすることで、対話が止まらずスムーズに修正できる!
🧠活用のコツ
- 言い直しは「◯◯じゃなくて□□」の形で言うと、理解精度が高まる
- ChatGPTは人間より傷つかないので、遠慮なく訂正・再指示してOK!
✨ひとことTips
ChatGPTは「完璧な質問」をしないと動かないロボットではありません。
言い直せば、ちゃんと修正して理解し直してくれる柔軟性があります。
「うまく伝えられない…」と思ったら、“ちょっと違った”と素直に言うだけでOK!
8. 「ここだけ直して」と部分的に修正指示する
💡こんなときに便利!
「全体的にはいいんだけど、タイトルだけ変えたい」
「この一文だけ、もっとやさしい表現にしたい」
「最後の締めだけ、ちょっと堅すぎるかな…」
そんなときに役立つのが、部分的なリライト(書き直し)指示です。
全文を作り直さなくても、“この部分だけ”をピンポイントで直せるので、効率的に文章を仕上げられます。
✍️基本のプロンプト例
目的 | プロンプト例 |
---|---|
タイトルだけを変えたい | 「この文章のタイトルだけ、もっと目を引く感じにしてください」 |
特定の一文をやわらかくしたい | 「この一文をもっと親しみのある表現に変えてください:〇〇〇〇〇」 |
結論部分の印象を変えたい | 「この結びの部分だけ、少し堅苦しくない表現にしてください」 |
指定範囲だけリライトしたい | 「この段落の2〜3文目だけを、より論理的な流れになるように整えてください」 |
✅具体例で体感!
元の文章:
このアプリは、利用者のニーズに応えるために設計されています。とても簡単に使えるのが特徴です。今すぐダウンロードして体験してみましょう。
変更指示:
「“とても簡単に使えるのが特徴です” の部分を、もう少し説得力ある言い方にしてください。」
リライト後:
このアプリは、利用者のニーズに応えるために設計されています。**直感的な操作性とシンプルな画面設計により、誰でも迷わず使えるのが魅力です。**今すぐダウンロードして体験してみましょう。
🧠活用のコツ
- 全文リライトではなく“部分のみ”を指定することで、思い通りの修正がしやすくなる。
- プロンプトは「この文を〜してほしい」+「対象の文章」の2段構成が効果的。
- 微調整を何度か重ねることで、人間が書いたような自然な完成度が目指せる。
✨ひとことTips
ChatGPTにとって、部分的な修正指示はむしろ得意分野です。
「惜しいけど少し違う…」を解消するのにピッタリ。
校正やブログ執筆、広告コピーの調整にも便利で、“プロの右腕”的な使い方が可能になります。
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